銀座個室

3年ぶりの日本。
次世代エネルギーの研究開発でロシアに3年滞在。
エネルギー政策に関する両国の覚書は合意に達したが、
メドベーチェフの北方領土訪問はロシアでも賛否両論だ。
穏健派は地図を引っ張り出し、歴史と合わせて北方四島が
日本の領土であることを熱く語る。
日本人にとってはうれしい話だが、外から日本を見ていると
毎年、首相と外務大臣が変わっていたら交渉すらする気に
ならない。これがロシアの本音だろう。
この問題はさておき、いま日本にとってエネルギー政策は
喫緊の課題だ。同期の外務省官僚、大蔵官僚と銀座個室
で会食をした。
できれば銀座個室ではなく、飯倉片町あたりのひっそりとした
お店にしたかったのだが、このあたりの機微を官僚に
求めても苦であろうか。
銀座個室では、かえって目立ってしまうのである。